Arisawa Innovation Center

INNOVATE!
ARISAWA

さあ、次の100年へ

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上越から、世界のものづくりを本気で変えていく。
そういうプロジェクトをはじめます。

上越から、
世界のものづくりを
本気で変えていく。
そういうプロジェクトを
はじめます。

有沢製作所は1909年、新潟県上越市高田の地で創業しました。一本のブレードづくりに始まり、以来、さまざまな新素材を開発。時代が求めるかたちで技術革新を進め、世界各地でのものづくりと快適な暮らしを支えてきました。そして今、私たちは次の100年を見据え、創業の地に新たな研究開発の拠点をつくります。そこでは自由にアイデアを出し合い、期待に胸が高鳴るようなものづくりを進めていきます。つくるの始まりにたずさわる有沢製作所がさらに進化し、ものづくりの未来に大きく貢献できることを心に描きつつ。

Arisawa Innovation Center
2025年度 竣工予定

Arisawa Innovation Center
2025年度 竣工予定

外観イメージパース「ガラス越しにイベントホールが大通りに開かれる」

外観イメージパース「ガラス越しにイベントホールが大
通りに開かれる」

建物をつくること。
それは人を育てること。

イノベーションセンター建設の計画にあたり、最初に始めたこと。それは若手とベテラン、部署と職種を横断して組織するプロジェクト・チームを発足させることでした。そして、設計に関わることはもちろん、有沢製作所の現在地を見定めながら、未来の会社 がどうあるべきか、幾度となく議論を重ねてきました。これまで開催したワークショップには、延べ400人以上の従業員に参加していただきました。

一人ひとりの考えや想いに耳を傾け、大きな絵を描いていくという地道な作業を積み重ねることによって、私たちが心から働きたいと思う職場環境をつくり上げることができると考えたためです。最先端の施設が完成した後も、私たちは何を成し遂げたいのか、どう変わっていきたいのか、一人ひとりが考えていかなければなりません。有沢製作所でイノベーションを起こすための熱い議論は、社内全体でこれからも続いていきます。

ワークショップ風景 ワークショップ風景

ワークショップ風景

内観イメージパース(多様な空間が入り混じりつつ、つながる)

内観イメージパース(多様な空間が入り混じりつつ、つながる)

いいアイデアは、
風通しのいい場所で生まれる。

私たちのイノベーションセンターは、他企業や研究機関との技術を融合・共創することで、これまでにない新たな価値を生み出す「オープン・イノベーションの拠点」となることを目指します。そのため、社内全体のコミュニケーションをもっと活発にする仕組みを、設計に取り入れました。

たとえば、技術部の執務フロアを、私たちが利用する食堂への導線上に配置。アイデアをすぐに共有できるように、実験室の隣りにワークショップ・スペースを設けるなど。イメージしたのは「かまくら」のような、つながりのある大きな空間。部署や分野を隔てる垣根を取り払い、ひとつの空間を緩やかに共有することで、人と人、アイデアとアイデアが行き交う場をつくり出します。

目指すのは、
上越の新しい名所になること。

イノベーションセンターは、有沢製作所が、地域や取引先の皆さまとの新しい関係性づくりの場になると考えています。地域の学校と一緒にワークショップを開催する、従業員の家族を職場参観に招待する、地元名産品とのコラボレーションを企画する、映画上映会やARISAWA 創業祭を開催する、などなど。さまざまなアイデアを検討しています。「ARISAWAって面白そう」「ARISAWAにちょっと相談してみよう」。そんな声が、地域の皆さま、そして日本中、世界中の取引先の皆さまから聞こえてくるような未来を、私たちは思い描いています。

上越の街

上越の街

外観イメージパース「厳しさと優しさを併せ持つ自然との共存」

外観イメージパース「厳しさと優しさを併せ持つ自然との共存」

自然のかたちを手本にしたら、
環境にやさしくなりました。

有沢製作所のある新潟県上越市高田は、日本有数の豪雪地帯。この地域には、大雪と共存するための知恵や工夫が古くから根づいてきました。高田の豊かな自然とそこに秘められた可能性を、イノベーションセンターでも最大限に活用したい。そこで取り入れたモチーフのひとつが、東洋一ともうたわれる高田の「蓮」です。この土地ならではの「蓮の葉」を模した屋根には、雪の冷熱を蓄熱して夏季に冷房として使用するなど、自然のエネルギーを効率的に取り入れながら環境への負荷を減らす目的があります。イノベーションセンターでZEB Ready※の実現をめざすこと。それは100年先を見据える企業としての、責任であると考えます。

※ZEB(ネットゼロエネルギービル)認証の一つ。省エネで従来の建物に必要なエネルギーを50%以上削減する。

環境コンセプトダイアグラム

環境コンセプトダイアグラム

計画地内のエネルギー循環

計画地内のエネルギー循環

(排熱利用)

計画地内のエネルギー循環

(排熱利用)

自然環境を最大限取り入れる

自然環境を最大限取り入れる

(雁木町屋の知恵の継承)

自然環境を最大限取り入れる

(雁木町屋の知恵の継承)

季節を跨いだエネルギー利用

季節を跨いだエネルギー利用

(ハスの生態からインスパイア)

環境制御 + 建築意匠としてインテグレート

環境制御 + 建築意匠として
インテグレート

【建築概要】

・所在地 : 新潟県上越市大字中田原1番地
(当社中田原工場内)
・規模 : 地上3階建
・構造 : 鉄骨造一部SRC造
・竣工時期 : 2025年度 竣工予定
・設計 : 株式会社小堀哲夫建築設計事務所

【小堀哲夫 / 建築家・法政大学教授】

1971年、岐阜県生まれ。
2017年「ROKI Global Innovation Center -ROGIC-」で日本建築学会賞、JIA日本建築大賞を同年にダブル受賞。2019年に「NICCA INNOVATION CENTER」で二度目のJIA日本建築大賞を受賞。2020年~法政大学デザイン工学部建築学科教授。